2nd November 2020
担当:長谷川 充(水都環境)
インフラストラクチャの拡張展開プロジェクトを下記4人のプレゼンターで構成したセッションである。各プレゼンターのテーマは、①プロジェクトの進捗状況と目標、②拡張機能の検証と変更箇所等最新情報、③ストーリーラインからシナリオ、ユースケースの状況、④プロパティセットのハーモニゼーション、であり、それぞれの視点で半年間の成果を報告している。インフラストラクチャの拡張は、今年2020年にStandard Candidate版を発表し、2021年にはIFC4.3 Final Standardとして公開を目指している。今回の大きな変更点としてアライメントをプロダクトへ移動した。これによっていくつかの問題が解決し、開発しやすくなった。インフラストラクチャ用の拡張を行うには、ドメインエキスパートの持つストーリーラインからシナリオを起こし、ユースケースとして登録することが肝要である一方、ユースケースをベンダーが開発する際に他の分野で重複したプロパティセットがないかを確認することも必要である。国境を越えて開発者が集うIFCでは、その重要度も看過できない。ほか、建設後の資産管理や維持管理、アセットマネジメントで必要な情報を見極めてIFCを用いて受け渡すのに必要なプロパティの考え方についても一部紹介された。