27th October 2020
担当:遠藤 賢(鹿島建設)
本サミット会議の前週にbSIとICMS CoalitionがMOUを締結。ICMS (International Construction Measurement Standards)は建設プロジェクトのコストを算出するためのベンチマーキング手法を体系化・標準化したものである。建設コストのみならず建設のライフサイクル全体(LCC)をカバーするものになっている。ICMSには、分類コード、用語の定義、建設コストの標準算出式、記録手法、分析手法ならびに、これらを取りまとめる標準書式が含まれている。ICMS Coalitionは、ICMSを広めるための非営利団体であり、2015年に米国ワシントンを本拠とするIMF(International Monetary Fund)傘下で発足し、世界各国の積算団体(約50団体)が参加している。
【パネルディスカッション参加者の主なコメント】
- bSIとICMSの連携は互いにWinWinの関係になるだろう。(Richard Petrie)
- ICMSの体系がBIMやデジタルデータと結びつくことで標準化が加速される。( Ken Creighton)
- ICMSとIFCの相互マッピングにより、積算のワークフローに変革が起きることを期待している。(Leon van Berlo)