4th November 2020

担当:バタ タマーシュ(鹿島建設)

発表のタイトルは「BIMとIFCを用いた研究室・実験室(ラボ)設計における複雑さの低減」。ワーキンググループ(WG 10)は、エグナトンとbuildingSMART Germanyのジョイントベンチャーからなる。

WG10のラボ設計における目標は、次の通りである。 

コスト削減とより持続可能なライフサイクル、資産価値の増大による保険コストの削減生産性の向上、運営上リスクの低減とロケーションセキュリティの向上、全ユーザーの健康と安全への良好な好影響、環境負荷マネジメント、資源保護、等。

ラボ設計の将来 → IFCとIDM 

これまでのラボの設計では、建物と部屋の上下関係ではなく、「職場プロセス」に重点が置かれていた。IFCは将来のための青写真を提供するが、WG 10ではラボ設計の確立された原則に適合させる方法を検討している。IDMは、ユースケースとプロセス管理のための将来の概略図を改善し、WG10はまた、IMDをラボ設計に組み込む方法を研究している。

WG10は、TecBoxesと呼ばれるラボ施設を標準化した。TecBoxesの空間幾何学的データは、外部からのエネルギー、水、空気等の供給と廃水、排気等の処理のためのパラメータセットと組み合わされる。このBIMの使用は、新しいIFCクラス 「IFC 4 lab」 の開発によって促進される。